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2006年04月17日

鉛温泉

鉛温泉  藤三旅館
 今から約六百年前、ここの温泉宿主、藤井家の遠祖が高倉山麓でキコリをしている時、岩窟から出てきた一匹の白猿が、カツラの木の根元から湧き出す泉で手足の傷を癒しているのを見た。これが温泉の湧出であることを知り、一族が天然風呂として用いるようになった。そのため「白猿の湯(俗名 桂の湯)」と呼ばれるようになったということです

賢治の童話「なめとこ山の熊」に『腹の痛いものにも利けば傷もなおる鉛の湯・・・・・』とうたわれております。

ここ鉛温泉を舞台にした小説「銀心中」は、作家・田宮虎彦がこの宿に一カ月あまり逗留執筆する中で生まれました。田宮が泊まったのは玄関うえ三階の部屋。昭和十六年建築のケヤキ造り三階建ての宿は、黒光りする階段、各客室の造りに贅と粋を感じることができます。風情あるたたずまいは、時の年輪を重ねさらに深みを増して懐古的な趣きにあふれています。


源泉100%天然温泉

地階の〈白猿の湯〉では、湯底の天然岩からこんこんと湧く透きとおった湯が、大きな小判型の湯舟をたっぷりと満たしています。ここは深さ一・二五mの立って入る珍しい温泉。3階の高い吹き抜けを見上げるうちに身も心ものびやかになっていきます。六百年もの間、愛され、数々の快癒伝説に彩られた鉛温泉には、六十年来欠かさず訪れる湯治客もおいでです。他に〈河鹿の湯〉など四つの源泉があり、宿で湯巡りできるのも鉛ならではの楽しみのひとつです。
泉質・泉温 単純温泉・アルカリ性単純高温泉、湯量豊富、57度
※加熱や循環・差し水などを一切していない掛け流しの100%天然温泉です。
効能 神経痛、リウマチ、胃腸病、筋肉痛、関節痛、皮膚病、神経性疾患、婦人病、糖尿病、肥満、じ疾、小児疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、病後保養等。

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