秋田、山形県境にそびえる鳥海山を区域とし、それに日本海に浮ぶ飛島を加えた公園です。
鳥海山(2,236m)は新旧二つの火山の複合体ですが、裾野は東西28㎞、南北25㎞におよんでゆるやかなカーブをえがき、秀麗な山容を現しています。東北地方を代表する名山といわれるゆえんです。山腹にはブナ林もあり、また、山頂付近にはヒナザクラ、ハクサンオオバコ、チョウカイフスマなどの高山植物も咲き競い、自然性の豊かな山です。
北西麓の象潟は鳥海山からの泥流がつくった流れ山でできた多島海風景を現していましたが、地震による土地の隆起のため、今日の陸上風景に変ったのです。付近の名刹、蚶満寺は芭蕉の句で有名です。飛島は酒田市の西北約40㎞の第三紀層からなる孤島で、ウミネコの生息地があります。
羽黒山 から見た 月山 遠望 
山岳信仰の地として名高い出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)から、原始性の高い朝日連峰、飯豊連峰を経て、レクリエーション地として多くの人が訪れる磐梯山、吾妻山、猪苗代湖に至る、陸域面積としては大雪山国立公園、上信越高原国立公園に次いで我が国で3番目に大きな国立公園です。
出羽三山
出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから山岳修験の山として知られている。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である峰子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。以後、羽黒派古修験道として全国に広がったのである。
信仰の山として知られる羽黒山ですが、ちょっと足をのばせば、いきいきとした自然が息づいている魅力あふれるエリアで、随神門をくぐると別世界が広がります。
出羽三山とは、羽黒山・月山・湯殿山の総称であり、三山をお参りすることによって人は生まれ変わると言われてきました。山伏の修行も死と再生=生まれ変わりの行であり、十界の行=断食・水絶ち・抖そう・南蛮いぶしなど厳しいものです。山伏修行体験は、白装束を身に纏い、俗世界から離れて修行の一端を体験し、出羽三山の自然、そして修験道を学びます。いわば、自然と一体となって自然のエネルギーを体内に吸収すること、自然と人間との共生を体感すること、そして、日本古来からの山伏の精神文化を実際に体験することで自分自身を見つめ直す事です。
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